硝化菌
硝化菌 1cap
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商品詳細
水100Lに対し1カプセルを添加してください。有機物の腐敗や排出物から発生した有毒なアンモニアを低毒な硝酸に変化させる化学合成細菌です。
アンモニアは亜硝酸菌により亜硝酸に転換され、亜硝酸は硝酸菌により硝酸に転換され化学反応式は次のように表せます。
亜硝酸菌：NH4+ + 3/2O2 → NO2 + 2H + H2O
硝酸菌：NO2 + 1/2O2 → NO3
またこの化学反応式をまとめると次のようになり硝化作用には溶存酸素が必要なことがわかります。
NH4+ + 2O2 → NO3 + 2H + H2O
アンモニア（NH3）とアンモニウムイオン（NH4+）
飼育水においてアンモニアは非解離アンモニア（NH3）と解離アンモニア（NH4+）として存在し、これらの合計値がアンモニア態窒素濃度となります。
両者は下記のように平衡状態にありNH4+のpKaが9.25なのでpH9.25の環境下でNH4+とNH3の量は等しくなります。（水温25℃の時）
NH4+ + H2O ⇆ NH3 + H3O+
淡水魚や海水魚の飼育水はpH9.25より低いので飼育水中でのアンモニア態窒素は大部分がNH4+で存在することになります。
NH4+は難脂溶性で毒性は低いですが、NH3は脂溶性で容易に細胞膜を通過して吸収されるため毒性が高くなります。
硝化菌を培養するテクニック
1.硝化菌を固定化する濾材の量を増やす。
2.水温は20～35℃の範囲。
3.光は強くしない。
4.硝化菌は好気性細菌なので十分酸素を供給する。
5.投薬を行わない。
