アミ

アルテミア分離アミ3本セット(小)+交換アミ3種【ネコポス発送同梱不可】

販売価格
1,300円(税込み)
在庫
1
ブランド
匠魚者(FISH Manager)
キャンペーン
セール
個別送料
300円
注文数制限
1 ~ 1

商品詳細

商品説明
メーカー:匠魚者(FISH Manager)
アミサイズ 特大
内径 75mm 110mm 200mm
孵化量目安 10g 100g以上 1,000g以上

ご使用前に取扱説明書をよくお読みください
孵化後は時間の経過とともに殻は崩れ、幼生は大きく成長し綺麗に分離し難くなりますので早めの処理をお勧めします

分離アミの実演を動画にしました。

分離対象 

大紅卵A網は大紅卵「登録商標第6017321号」が分離できます。


超細卵A網はArtemia franciscana(超細卵、細卵、グレートソルトレイク産、ベトナム産)が分離できます。


通用B網は分離された幼生受けです。

参考
  • グレートソルトレイク産(Artemia franciscana GSL)
    ※ソルトレイク産は誤解を招く表記。正しくはグレートソルトレイク(Great Salt Lake)産と表記すべき。
  • 細卵はそのArtemia franciscana GSLの移植株と推定
  • ベトナム産(Artemia franciscana VCSFB)
  • 超細卵はそのArtemia franciscana VCSFBの移植株と推定
ベトナム産はA.franciscanaのサンフランシスコ湾(SFB)株をメコンデルタ地域にあるVĩnh Châuへ導入し小型に改良したタイプ(VCSFB)。
そのVinh Chau株を渤海湾(BHB)へ移植する研究が数年前天津科技大学で行われていました。

ブラインシュリンプについての逸聞を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
関連記事:ソルトレイク産考察
関連記事:アルテミアと産業

分離の重要性
あともう一点ブラインシュリンプの卵殻の不沈性について記載しておきます。
ブラインシュリンプエッグには大紅卵やベトナム産の様に卵殻が水面に浮き分離が楽なタイプとグレートソルトレイク産の様に水中に懸濁または沈下して分離が困難なタイプがあります。
しかしこの解釈は間違いです。
アメリカ合衆国カリフォルニア州のモノ湖だけに生息するArtemia monicaを除くブラインシュリンプの卵殻は水面に浮きます
ではなぜ水面に浮いたり沈んだりする事象が起こるのでしょうか?
その謎を解く鍵はブラインシュリンプが自生する環境の塩分濃度にあると考えます。
通常ブラインシュリンプの孵化には塩分濃度2~3%の水が用いられますがグレートソルトレイクの北部ガニソン湾では塩分濃度約30%、南部のギルバート湾では塩分濃度が6~27%で変動します。
塩分濃度が10%を下回ると卵殻は沈んでしまい収穫が難しくなると言われています。
ベトナムでは11月から5月の乾季の間に養殖を行い塩分濃度約8%で管理するようです。
では何故同じA.franciscanaでもベトナム産にはソルトレイク産にはほとんど含まれない高度不飽和脂肪酸(HUFA)が多く含まれ栄養価に違いが生まれるのでしょうか?
これは海洋性由来だからではないでしょうか。
ブラインシュリンプが誕生したとされる三畳紀はパンゲア大陸と呼ばれる一個の超大陸が存在し海の組成は現在の組成に近い物であったと言われています。
ブラインシュリンプの起源は海にあると考えます。
故にブラインシュリンプエッグの孵化には海水に近い塩分濃度が適しているのだと思います。
一方グレートソルトレイクの起源は海ではなく遥か遅れて更新世の淡水湖であるボンネビル湖にあります。
ブラインシュリンプの卵殻が水面に浮くことは種の存続にとって非常に重要な要素です。
水面に浮いた卵殻は水や風、鳥によって遠くへ運ばれていきます
尚、近年は適応能力と繁殖能力が高い本種が人為的に運ばれ在来種へ与える悪影響が問題視されています。
サンフランシスコ湾(San Francisco Bay)に由来するアルテミア・フランシスカーナ(A.Franciscana)も偏西風や鳥によって運ばれグレートソルトレイクという未知なる新天地にたどり着いたのでしょう。
海とは異なる塩湖独特の組成や餌に適していく過程で変化が生じたのではないでしょうか。
グレートソルトレイク産、細卵は食塩(塩化ナトリウム99%以上)で孵化すると聞いたことがありますが、これはグレートソルトレイクがSodium Chloride Lake(塩化ナトリウム湖)と言われるほど塩化ナトリウムの割合が高いところに所以があると思います。
ベトナム産の次に栄養価が高いとされるチベット高原のブラインシュリンプについても同様のことが言えると思います。
約5,000万年前のインド亜大陸のアジア大陸への衝突によりヒマラヤ山脈やチベット高原の隆起が生まれた際に海と共にブラインシュリンプが取り残されたためではないでしょうか。
話がそれてしまいましたがブラインシュリンプの卵殻を綺麗に分離することは腸の弱い小魚の誤食防止だけでなく細菌や寄生虫の潜在的なキャリアからブラインシュリンプを解放し魚の病気を予防する目的もあります。

2024年07月

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31

2024年08月

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  • 発送休業日